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寝台の上で、リーズは苦しそうな表情を浮かべながらうめき声をあげている。

嫌な夢でも見ているのだろうか・・・?




リーズたち人狼騎士は多くの能力者を退けたもののゴーストウルフの多くは消滅していた。
倒しても蘇ってくる能力者との戦いで疲労もすでに限界に達していた。
それでも仇敵である吸血鬼を滅ぼすために、フェンリルを守るために戦場に立ち続けている。
「ここまで押し込まれるとは、な」
ところどころにヒビが入りウェイトにしかならなくなった胴鎧を脱ぎ捨てながら、影の城を破壊し続けるフェンリルを見上げる。
魔狼儀式がまだ健在とはいえ、状況は芳しくない。
「この戦い・・・いや、私は私のやるべきことをやるのみだ」
矛と盾を握り締め、フェンリルから目を離す。
自分の周囲に展開していたゴーストウルフが唸り声をあげた。
「来たか」
視線の先には多くの能力者が姿を現し、口々に叫びを上げている。
姿をかえていく能力者たちに呼応したかのようにゴーストウルフが雄たけびを上げる。
指揮官の号令の下、ゴーストウルフが突撃を開始する。
能力者とゴーストウルフがぶつかり合う。
雄たけびと悲鳴が響き続ける戦場から、味方の援護を受けて二人の能力者が飛び出してきた。
茶髪の少年が頭上で振り回した黒塗りのハンマーを勢いに任せて振り下ろす。
胴鎧をはずしたことにより動きやすくなった体は、少年の攻撃を難なく避けてくれる。
「くっ」
不意の苦しみにリーズは顔をしかめる。少女が投げた札が体に張り付きダメージを与えたのだ。
呪符を引きちぎり、体勢を立て直すために距離をとる。
「・・・どうした?」
追撃がくると思っていたものの、少年はハンマーをゆっくりと持ち上げ、肩に担ぐ。
少女も符を手にしているものの、投げてくる様子はない。
「解ってるのか?」
少年は言った。吸血鬼を殺したいってのはネジによって植えつけられた偽りの感情なんだ、と。
「偽りなどではない。仮に貴様が言ったことが本当だろうと私の戦う理由が揺らぐことはない」
何かを守ること。それが私の信念。
「だからってなぁ・・・」
「・・・さん」
感情的な少年の言葉を少女は止めた。
「彼女の信念が本物なら、私たちは私たちの信念を貫くだけです」
トンファーを構え言い放つ。彼女の目は、私ではなくその先を見据えている。
「そうだ、それでいい。生半可な覚悟ではフェンリルはおろか、私すら殺すことはできん。何度でも我ら人狼騎士が立ちふさがる」
「お前が行く手を阻む壁だってんなら、俺がそいつを叩き壊してやる」


「うおぉぉおぉ!」
気合とともに少年のハンマーが振り下ろされる。
受けた盾が砕け散る。そのまま腕を打ち付けられゴキンと嫌な音が響いた。だが、
「それは隙だ!」
激痛を噛み殺し、破片の影から槍を突き入れる。
「しまっ」
体勢が崩れた少年にかわすすべはない。
「ダメです!」
懐に飛び込んできた少女の蹴りが耐久限界を超えた槍を真っ二つにへし折る。
「ワリぃな」
がら空きの胴に少年のハンマーが突き刺さる。
少年の一撃を受けて、急激に意識が失われていく。
「ま、まだ・・・」
「寝てろよ。目が覚めたときにはこんなくだらねぇ悪夢も覚めてるからよ」
少年の言葉とフェンリルを見つめる少女の姿を最後に私は意識を失った。
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コメント

あー…、なるほどなって思ったは。
最初に既視感みてーなの感じたのはこれか…!みてーな…?
あん時思い出すと我ながらスゲー必死だったぜ…(苦笑

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