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リーズ

Author:リーズ
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リーズバイフェ・リンドベリィ(b37117)
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DATE: CATEGORY:小説
私が始めて緋欧月たちと出会ったときの話だ。

(つ、つかれた)
授業終了のチャイムが鳴り響く教室で、リーズはぐったりと机に突っ伏した。
人狼騎士として生きてきた彼女にとって、長時間座って受ける学校の授業は大変だった。
クラスメイトに軽く手を振って挨拶を済ませると足早に教室を後にした。
キャンパスを出ると、彼女はあてもなく歩き出す。
その足は、自然と木々のある場所を求めて進んでいた。
やがて木々が生い茂る場所まで来ると、人がいないことを確認して狼へと変身した。
木々の間を颯爽と走り出す。学校の授業での鬱憤を晴らすかのごとく駆け抜けた。
突然、木々が開けるとそこには青空の下に一本だけ大きな樹が立っていた。
その周りには、自然の花畑や広大な芝生が広がっていた。
「懐かしい、な」
誰に言うわけでもなくつぶやいた。
【魔狼降臨】での後遺症で記憶を失っていたが、故郷の風景はこのようなものだったなと感じていた。
樹の根元までくると、リーズはそのまま横になる。
そこはあまりにも心地よく、学園生活の疲れも手伝ってかしばらくしてうとうとしはじめた。

(うん、眠っていたのか)
リーズは、肌寒さと若干の息苦しさで目を覚ました。
すでに日が陰ろうとしており、暗闇と寒さが辺りを包もうとしていた。
立ち上がろうと体を起こそうとしたが、何かの重みでうまくいかない。
何事かと重みの正体を確かめるべく首を動かすと少女がリーズを抱きしめるようにしながら眠っていた。
「あー、目覚めたか?」
どうしたものかと思案していたリーズに向けて声がかけられた。
どきりとして視線を向けるとヘッドフォンを首に下げた中学生服姿の少年が樹に寄りかかっていた。
「あんまり気持ち良さそうだったんで、起こすのも悪いかとおもってな」
そのすらりと伸びた身長は茶髪と怠慢的な目とは対照的な鋭い視線と相まって、中学生以上に見える。
(うん?この少年、どこかで・・・)
少年を見つめながら思案していたが、少女のもふもふーという幸せそうな寝言を聞いて考えるのをやめた。
どうしたものかとリーズが少女を見つめていると、少年がしょうがないなと読んでいた文庫本をぱたりと閉じる。頬を掻きながら近づいてくると、ひょいっと少女を抱きかかえる。
引き剥がされようとしているのが解るのか、ものすごい力でリーズの体を話そうとしない。
やっとのことで引き離された少女は「もふもふー」と寝言を繰り返しつぶやいては空いた両手を中に泳がせる。その両手はやがて少年をつかむ。
今までと違う感触に眉を顰めるような表情をしたものの目を覚ます様子は無かった。
停滞していた体をほぐすために大きく伸びをして、少年たちに背を向ける。
「帰んのか?また来いよな。槇名も喜ぶ」
少年の言葉にリーズは一つうなずき、落ちる太陽を背にその場を後にした。
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コメント

…リズさん、読ませてもらいました(にこり)
……読んでて笑ってしまう部分もあって続きをみるのが楽しみです(にこにこ)

読んでくれて有難う。
今は一話読みきりのとても短いものだが、いつか続きものの長編を書きたい、と背後が言っている。

っと、どうもな。
なんてーか…うん、面白かったぜ?
あー、…少し照れ臭かったけどな…(頬掻き)

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